原料ペレットと顔料をブレンドするのみの方法です。
通常ブレンドオイルを用いて、ペレット表面に顔料を付着させます。
- 長所
- 加工が容易なため最も低コスト。
- 短所
- 取り扱いが悪く、成形機の掃除に手間がかかる事がある。
練り込み着色加工に比べると、色むらが発生し易い。
顔料濃度の高い「マスターバッチ(MB)」と呼ばれる着色材料を、原料ペレットと混ぜ合わせる方法です。
- 長所
- 生産量が多い場合、練り込み着色加工より低コスト。
- 短所
- 練り込み着色加工に比べると、色むらが発生しやすい。
原料ペレット表面に、顔料を接着剤で固着させる方法です。
- 長所
- 熱を加えないため、殆どの樹脂に対応可能。
原料の熱劣化による色目変化が無い。
特に小ロットの場合は、マスターバッチブレンド着色加工より低コスト。
- 短所
- 練り込み着色加工に比べると、色むらが発生しやすい。
色によっては固着が不十分になり、取り扱いが悪くなる。
原料ペレットと顔料をブレンドし、押出機で溶融して練り込み、着色材料ペレットに加工する方法です。全てのペレットが着色される事から、全着とも呼ばれます。
- 長所
- 最も色目が安定し、取り扱いが容易。
- 短所
- 加工にかかるコストが高くなる。
以下の添加剤による樹脂の改質が可能です。
- 帯電防止剤
- 耐候材分散剤
- 発泡剤
- 抗菌剤
- 滑剤
- 難燃剤他