用語集

プラスチック加工用語集

パージ剤に関する用語

パージ剤
パージ剤とは、金属表面から樹脂・炭化物を剥離させる洗浄剤の一種。
プラスチックの成形機や押出成形機で使い、製造時に溶融して滞留したプラスチックやカーボンを除去し、歩留まりの低下を防止する。
ノンフィラー
プラスチックの強度と剛性を高めることを目的としてガラス繊維(GF)等の無機フィラーを配合した強化プラスチック製品が自動車をはじめとする多くの製品に使用されている。
無機フィラー
シリカのような酸化物、水酸化カルシウムのような水酸化物、炭酸カルシウムのような炭酸塩、硫酸バリウムのような硫酸塩、タルク、マイカ、ワラストナイトのような珪酸塩など化学組成別に各種のフィラーがある。

着色・顔料に関する用語

着色ペレット/着ペレ
樹脂ペレットを着色剤を熱をかけ押出機でねりこみ着色したもの。
最もトラブルの少ない着色方法であるが、コストや在庫などの管理コストが最もかかる。
着色剤
プラスチックに色彩を与えるために用いる染料、顔料およびこれらの各種助剤を添加したものの総称。
顔料
成形品に色彩を与えるために用いる。
染料は水または有機溶剤に可溶の有色の有機化合物であって、プラスチックに溶解し鮮明な色調を与える。
顔料は水や有機溶剤に難溶の有機化合物で、有機物の場合は有機顔料、無機物の場合は無機顔料という。
顔料はそのまま使用されることは少なく、分散加工して使用される。

樹脂用語

PP樹脂
PP(ポリプロピレン)の略号・名称。
PPポリプロピレンの性質は、PEポリエチレンに類似するところが多い。引っ張り強さ、ストレスクラッキング性、透明性などの点においてはPPの方が優れる。多くのプラスチックの中でも比重の小ささはトップクラス。
PE樹脂
PE(ポリエチレン)の略号・名称。
食品衛生性、低温特性(低温環境でも脆くなりにくい)が優れている。
PE樹脂には「高密度ポリエチレン(HDPE)」と「低密度ポリエチレン(LDPE)」 がある。
AS樹脂
アクリロニトリル(Acrylonitrile)と、スチレン(Styrene)の共重合体(コポリマー)。
AS樹脂は、準汎用プラスチックに分類され、PVC、PP、PEなどの汎用プラスチックよりも消費量が少なく、価格も高めである。また、汎用プラスチックよりも機能的であり、AS樹脂は、強度、耐熱性、耐薬品性の面で優れている。
PMMA樹脂
PMMA(アクリル)の略号・名称。
強度、剛性が大きいので、機械加工やヒーター曲げなども容易であり、耐候性も良好でコストが安い。
エンプラ
エンジニアリングプラスチック(エンプラ)は、耐熱性、機械的強度などの性能が汎用プラスチックより優れ、工業用部品として用いることが可能な信頼性の高い素材。汎用プラスチックより高価になる。

成形機・成型法の用語

成型機
プラスチックを原料にした容器・コップ等色んな製品を作る機械。
代表的なものにインジェクション成型機、ブロー成型機、押出圧縮成型機がある。
射出装置
射出成形機において、成形材料を可塑化させ射出する機構部分をいう。射出ユニットともいう。
押出成形
プラスチックを加熱シリンダ内で軟化溶融させ、スクリューで押出して 断面の形状が一定の製品を連続的に成形する方法をいう。これに必要な設備の基本要素は押出機、ダイ、引取装置の三者である。ダイの形状により、フィルム、シート、パイプ、プロフィル(異形材)などさまざまな断面形状の製品を作ることが出来る。
インジェクション
熱可塑性プラスチックおよび熱硬塑性プラスチックの成形材料を、射出成形機のシリンダの中で加熱し溶融させたのち、射出プランジャまたはスクリュによって固く閉じた金型のキャビティの中に加圧注入充填し、固化あるいは硬化して成形品とし取り出す成形方法。
ストランドカット
ダイから溶融樹脂を細いひも状(紐状)に押し出し、水槽へ引き込み冷却し、その後切断すること。
ルーダー加工
押出機を用いて着色または再生ペレット加工をすること。
技術と品質にこだわったモノ作り

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