技術と品質にこだわったモノづくり

営業部門について

ご提案と対策

私達は紹介であれ、お客様からのお問い合わせであれ、ご説明や個々の対策事案に対して担当者が個別に対応し、問題の解決に取り組んでいます。
ある時は東北関東、またある時は関西九州、時に海外へ出向き、可能な限り担当者が直接お伺いし、対策を行うユーザー様と一緒に問題の解決に取り組みます。

多くのお客様は郊外の工場であるため車での営業ですが、多様なサンプルや提案資料を使っての営業は新鮮さをもって受け止められます。
各地の多種多様なお客様や機材と向かい合って得たノウハウや知見は新たな営業の糧となってさらなる提案力に結びつきます。

たくさんのお客様と現場で直に問題に取り組み、解決してきた経験・情報の蓄積で新しいお客様にも現在ご愛顧頂いているお客様にもより効果的なパージ剤の活用提案を行っていきたいと考えています。

「トミクリン」の進化に伴って私達富山カラーリング一同も進化していきたいと考えています。

パージ剤

成形機用洗浄剤(パージ剤)は、プラスチックの製造を行う現場では必要不可欠な資材のひとつですが、国内には多くの競合他社があり、また外国製品等も存在します。
今までは納入企業や材料供給元から紹介のあった品物を使い続けているお客さまも多数いらっしゃいましたが、国内のプラスチック産業が量から質の向上、特殊用途へ変貌を遂げつつあるいま、製造環境の個々の特徴に合ったパージ剤や使い方を選ぶ事が求められています。

300℃以上の高温ライン。または滞留すると30分で劣化しはじめるもの。水分。透明製品。特定の原料と反応など、スーパーエンジニアリングプラスチックスの開発と普及、また国内の品質要求の高度化や小ロット短納期化に伴い、既存のやり方では限界を感じる局面が頻発し、常に作業改善のアイデアが求められています。

パージ剤は機材更新や大規模なライン変更を行わず、これらの問題に有効な対策のできる可能性として注目されています。

トミクリン

「トミクリン」は平成18年の誕生以来、まずは自社の着色ラインの洗浄用として。次に私達が着色ペレットを納品する成形メーカー様のラインの洗浄用として普及し、口コミや展示会での紹介を経て、いま多数の拡販ルートによってお客様へご提案しています。

「私達自身が使うパージ剤」という原点からスタートした「トミクリン」は、データ上の洗浄効果だけでなく、「低い残留性」
「取り扱いの簡便さ」「作業時間の短縮」「臭いや発煙」「樹脂間相性」等実際に使って頂いた
ユーザー様からのご意見をもとに改良して今に至り、また今も進化し続けています。

また直接面談での営業方針をとておりますので、サンプルを渡して「あとはお願いします」だけでなく、時には難しい材料をお預かりして社内試験を行ったり、お客様の要望に基づいて新品種の開発を積極的に行えることも「トミクリン」の優れた点です。

製造部門について

当社の製造の仕事は、着色加工・リサイクル加工・パージ剤の製造からなります。
着色加工・リサイクル加工は、お客様から注文を戴くと共に材料・顔料等を入荷もしくは、当社で用意したものを加工し納品しています。
また、パージ剤は当社独自に開発したトミクリンを製造しています。

製造部門では、お客様預かりの樹脂材料・顔料等の管理、異物混入・品質異常を起こさない為の管理を各担当者が責任を持って作業を行い、また、押出成形機加工においては常に安定して生産できるよう、成形条件のデータ化、切替時の清掃状態のチェック、過去サンプルとの照合をおこない、品質の安定した製品をお客様のご希望どおりにお届け出来るよう、常に向上心を持ち製造に取り組んでいます。

着色加工

弊社の着色加工
  1. ドライブレンド加工(パウダー状の顔料をベース樹脂ペレットに付着させたもの)
  2. マスターバッチブレンド加工(濃縮顔料ペレットとベース樹脂をブレンドしたもの)
  3. MC(メルトカラーリング)加工(ベース樹脂に顔料・添加剤を固着させたもの)
  4. 全着加工(ベース材と顔料もしくはマスターバッチをブレンドし、その後熱をかけながら練り込み着色ペレットにしたもの)を行っています。

弊社では主に、全着加工とマスターバッチブレンド加工を主流として製造を行っています。

着色加工での仕事内容は、まず指示されたベース樹脂・顔料・添加剤等をタンブラーで混合し、押出成形機に投入しペレットに加工するというものです。

着色加工の作業内容

その工程内において多種類の材料・顔料・添加剤をお客様の注文どおりに行う為、

  • 指示書を作成し注文内容のチェック
  • 混合時の材料・顔料・添加剤等のチェック
  • 押出成形機加工時の材料、製品袋(注文毎に品名・顔料名・製造日をラベル表示)の
    チェック
  • 加工時の温度・加工条件のチェックを行い、必ず指示書に確認者の氏名を記入し、各自責任を持って品質管理に努めています。

押出機また、同じ製品を継続して製造している訳ではないので、製品が変わればタンブラー・押出成形機・その他機材は念入りに清掃し、次の製品に影響が出ないようにしています。これも清掃担当者が記録表に名前を記入し、各自が責任を持って作業を行なっています。

マスターバッチブレンド加工での仕事内容は、指示書で指示されたベース樹脂・マスターバッチ・添加剤等を準備し、それをタンブラーに入れ混合したものを袋詰めします。

この仕事においても多種類あるので、指示書で確認を行い、担当者は名前を記入し、間違いが起こらないようチェックを行っています。特に注意をしているのは、異物の混入が一番問題となるので、投入口周りの清掃やベース樹脂袋に付いている異物等は厳重にチェックし取り除いて品質管理につとめています。

パージ剤の製造

当社では独自開発のパージ剤(射出成形機・押出成形機・ブロー成形機のスクリューやシリンダー等の洗浄剤)トミクリンを製造・販売しています。

パージ剤製造の作業内容

作業工程は着色加工と同じ進め方で、タンブラーで材料・その他を混ぜ、押出成形機でペレットに加工、計量袋詰め製品としています。出来上がり状態を計測し、品質の安定に努めています。

技術と品質にこだわったモノ作り

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